ぐっちさんの要望によりチョコッとだけ複製について書いてみようかと
あくまでも私のやり方です
前回の画像使ったりしますが、使いまわすなとか言わないように^^;
まず最初になんで「おゆまる」等、簡単に複製できるようになったのにシリコン使って複製するのか?
・簡易複製ではパーツを丸々コピーできない(簡易複製は一部の面のコピーに向いてる)
・大小大きさを選ばずにコピーできる
・材質も気にしないで複製できる(簡易複製は熱に弱い物に向かない)
等など理由があります
理由なんてどうでも良いから複製を始めたいって方もいるでしょうが焦らず必要な物を揃えましょう
・原型(複製したいパーツね、コレがないと始まらない)
・シリコン(大きさにもよりますが、1缶で十分かと)
・油ねんど(原型を埋めます)
・離形剤(型を作る時とキャストをを流す時と用途は2種類)
・枠用のブロック(私はボークスの物を使用してますが、世界的に有名なカラフルなブロックでもOK)
大きなところはそんな所で細かい所で
・シリコンと硬化剤を混ぜる時に必要な大き目のポリ容器
・混ぜる時に使う固めの攪拌用の棒
・粘土を整えるヘラ
多分コレくらい
あ、本当は量りも^^ゞ
では、実践
まずブロックで枠を作ります
*2段くらい積んで、原型よりも少し大きめの枠にします
*逆に大きく作りすぎるとシリコンを無駄に消費しちゃいます

その枠の中に粘土をひきます
原型を半面粘土に埋めます
*埋めるラインを鉛筆などで書いておくと分かりやすいかと
*プラと一緒で処理が楽になるようにラインを考える
*原型付近の粘土の処理は丁寧に
*流し込む為のスペースをプラ棒にて作る為、プラ棒をL字に埋める
*空いてるスペースにダボになるように適当に凹みを作る
*枠を適当な高さまで積む

シリコンを流し込みます
*シリコンは重さを量りで量って硬化剤を適量混ぜる
*攪拌した棒から糸状にシリコンを少しずつ足らす
*コンプレッサーがあるならエアーを吹いて気泡を飛ばす
*その後、少しずつ流し込む

固まるまで1日放置
固まったら残り半面にシリコンを流す
*粘土をとる
*原型付近は念入りに粘土を処理する
*このままシリコンを流すとシリコンがくっついてしまうで離形剤を塗ります
*今回はバリアーコートを使用、分かり易いようにスモークグレーを混ぜてます
*塗り残しがないように筆で塗ります
*原型には付かないように気をつける


これで先程と同じようにシリコンを流す訳ですが何回か複製を行うと、いらないシリコンが出来てしまいます
で、不要になったシリコンをそのまま捨ててしまうのは勿体無い
何回も使用して変色した型でも変色してない部分はあるので、いらなくなった型は刻んでおくと増量材として使えます

大きいと色々と不便なので細かく刻みます
どう不便かは試したら分かります(w

今回使用したのはコレよりも少し大目
先にやった容量で枠を作り、シリコンを原型に少し流し気泡を飛ばします
そこに少しシリコンを流してある程度隠れるまで流します
その後、残ったシリコンに増量材にしたシリコンを混ぜ合わせ枠に流し込みます

増量材が多すぎるとこのように表面が凹凹します^^ゞ
今回はここまで
分からない事や書き間違えがあったら言ってね
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- 2008/05/21(水) 19:37:20|
- 複製|
-
トラックバック:0|
-
コメント:2
あきさん、ありがとうございます!!
去年くらいに片面取りをしようかと思っててシリコーン買って来て、
メンドーなんでスルーしてたんですが(ヲイ
なかなか複製レビューって雑誌でも取り扱わないし、
以前モデグラに載ってましたが写真小さいし^^;
大変参考になりますっ!
この続きも超期待してまっス^^
- 2008/05/22(木) 01:18:43 |
- URL |
- ぐっちMAX #- |
- 編集
ぐっちさん、こんにちわ
片面取りならもっとお手軽なんで是非チャレンジしてみてください^^
複製は模型誌にとって、しょっちゅう特集組むにはリスクが高すぎますからね
一般的になってきたとは言え、敷居が高い事は変わらないですからね^^ゞ
- 2008/05/23(金) 15:38:07 |
- URL |
- 卯月あき #- |
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